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水口(沖尚)準々決勝へ 2回戦の壁 突破 北部九州総体・テニス


水口(沖尚)準々決勝へ 2回戦の壁 突破 北部九州総体・テニス 女子シングルス 強烈なフォアをたたき込む水口由貴(沖縄尚学)=6日、大分県のレゾナックテニスコート(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は6日、九州各県で行われた。テニスの女子シングルスで水口由貴(沖縄尚学)が4回戦で後藤苺衣(三重)を8―2で下し、準々決勝進出を決めた。


 女子シングルスに1年生の頃から出場する水口由貴(沖縄尚学3年)。これまで2回戦の壁を突破できなかったが、最終学年で準々決勝進出を決めた。

 2日の団体戦のシングルスを3―6で落とした悔しさを切り替えて挑んだ。初戦の1回戦はバックのミスが多く2ゲームを奪われたが、2、3回戦は1ゲームも与えず、いい流れで4回戦へ進んだ。

 準々決勝進出を懸けた4回戦では「フォアが安定していた」と左右に深い打球を放ち、揺さぶった。ラリーでは、回り込んでのフォアを空いたスペースに決めるなどし、何度もガッツポーズ。さらに、ミスしたドロップに相手が反応しなかったことから、終盤に2連続でドロップを決めるなど、8―2で完勝した。

 7日はシングルスとダブルスがあり、最大4試合戦うことになる。体力的にきつさがないわけではない。それでも「やっと調子が上がってきた」と手応えもある。「自分に有利な展開をつくるように」と理想のテニスを目指し、決勝進出を狙う。

 (屋嘉部長将)