浦添―橿原 力強いシュートを放つ浦添の大城詩＝8日、福岡市のアクシオン福岡（稲福政俊撮影）
稲福 政俊 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は8日、九州各県で行われた。ハンドボールは1回戦が行われ、男子興南は高知中央を31―25で下した。女子浦添は橿原（奈良）に35―16で勝利し、2回戦進出を決めた。
ハンドボール女子浦添は1回戦で橿原（奈良）に35―16で完勝した。14人全員が出場し、キーパーを除くコートプレーヤー12人全員が得点を決めた。
先制点を挙げたのは、両膝のけがを乗り越えたエース野底桃伽だった。全国総体に間に合わせるため手術をし、過酷なリハビリに耐えた。県予選はペナルティースローのみの出場で、コートを走り回るのは約半年ぶり。「楽しかった」と、プレーできる喜びをかみしめた。
野底の得点で勢いづき、又吉叶や金城彩佳、比嘉柑奈ら先発の3年生があらゆる角度から得点。2年の大城詩ら代わって入ったメンバーも次々とシュートを決めた。守備も高い位置で圧力をかけ続け、相手のミスを誘った。
主将の又吉は「チームの良さは『守って速攻』。硬さもあったが、良さが出た試合だった」と、初戦突破を喜んだ。
（稲福政俊）
北部九州総体2024
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