柔道の第67回九州学生体重別選手権大会が17、18の両日、福岡武道館で行われた。男子73キロ級の比嘉俊磨(沖縄尚学高―福岡大3年)が3連覇を果たした。同100キロ級では兄の大翔(同4年)が3位に入った。
全国大会「4強内に」 男子73キロ級・比嘉俊磨
男子73キロ級の比嘉俊磨(福岡大)が3連覇を達成した。「連覇しか見ていなかった。まずは一安心した」と胸をなで下ろした。
2カ月前に膝をけがし、本格的に練習を再開したのは大会の1週間前。「どんな状況でも出場するつもりだった」と強い思いで臨んだ。
初戦は膝を気にして体が思うように動かず、接戦となり優勢勝ちに。試合を重ねるにつれて「体も慣れてきた」といい、持ち味の前に攻めるスタイルを取り戻した。決勝では得意の一本背負いで一本を奪った。
10月には全国大会が控える。昨年は2回戦敗退だった。「得意の一本背負いや寝技で入り方やタイミングを調整し、ベスト4以内に入る」と闘志を燃やす。
(渡真利優人)
▽73キロ級2回戦
比嘉俊磨(福岡大) 優勢 中本(鹿体大)
▽同準々決勝
比嘉 反則勝ち 多保(東海大九州)
▽同準決勝
比嘉 やぐら投げ 羽渕(鹿体大)
▽同決勝
比嘉 背負い投げ 澤岡(鹿体大)
▽100キロ級1回戦
比嘉大翔(福岡大) 反則勝ち 天達(鹿体大)
▽同2回戦
比嘉 小内刈り 中村(日文理大)
▽同準々決勝
比嘉 反則勝ち 成松(熊学大)
▽同準決勝
白髪(福岡大) 内股 比嘉