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石垣島ぱいーぐるズ優勝 県勢対決、1点差で逃げ切る 中学軟式野球・離島甲子園


石垣島ぱいーぐるズ優勝 県勢対決、1点差で逃げ切る 中学軟式野球・離島甲子園 優勝した石垣島ぱいーぐるズ(石垣市提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 中学軟式野球の国土交通大臣杯全国離島交流大会(離島甲子園)は20~22日、長崎県壱岐市で行われた。決勝は沖縄県勢対決となり、石垣島ぱいーぐるズが7―6で宮古島アララガマボーイズを下して5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 「離島甲子園」は元プロ野球ロッテ投手の故村田兆治さんが提唱した、全国の離島の中学生による野球大会。


 県勢対決となった決勝を石垣島ぱいーぐるズが制し、5年ぶりの頂点に立った。

 今大会、チームは打線が好調だった。決勝に至るまでの全試合で先制点を挙げて勝ち進んできた。しかし決勝では、宮古島アララガマボーイズを相手に初めて先制点を許した。

 0―1で迎えた二回。主将の島尻琳正(大浜中)が2点適時二塁打を放つなど、この回で3―1と逆転した。しかし、その裏の守備で2失点して同点に追いつかれた。それでも直後の三回、チームは勝ち越しの1点を奪って4―3とリードし、四回にも2点を追加してリードを3点に広げた。終盤に宮古島アララガマボーイズ打線に追い上げられたが、逆転は許さず7―6の1点差で逃げ切った。

 石垣島の4校から選抜されたメンバーで、8月頭から練習を重ねてきた。宮良当志郎監督は「力のある選手たちなので、チームを一つにまとめることを心がけ、それぞれの役割を意識させた。打線もしっかり打ってくれて、投手も抑えてくれた」と勝因を振り返った。

 (名波一樹)