日本ハンドボール協会は27日、第10回男子ユースアジア選手権(9月3~14日・ヨルダン)に向けた強化合宿に参加する選手18人を発表し、県勢の赤嶺尚太朗(興南高2年)が選出された。内示を受けたときは「自分が選ばれるとは思わなかった」と驚いたという赤嶺は、選手権に向けて「アジア1位を目指し、得意なロングシュートを決められるよう頑張りたい」と意気込んだ。
指導者をしていた父の影響で、「遊びでやり始めて楽しかった」と小学5年から競技を始めた。浦添中を経て興南高へ進学し、県高校総合体育大会では同校の20連覇に貢献した。
10日の全国高校総合体育大会では北陸(福井)に3回戦で30―31で惜敗し8強入りを逃したが、チーム最多得点を挙げるなど躍動。全国のハンドボール関係者から注目される期待の大型左腕として成長を続けている。
赤嶺は「世界で活躍する選手になりたい」と将来の夢を語り、プロ入りを目指している。持ち味は、打点の高いロングシュート。191センチ、80キロ。ポジションは右45。
日本代表は9月3日は23時15分(日本時間)からインドと、9月5日は25時(同)からヨルダンと予選ラウンドを戦う。
(名波一樹)