卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは29日、那覇市民体育館で岡山リベッツと対戦し、1―3で敗れた。通算成績は3勝3敗。
第1マッチダブルスは趙勝敏(チョ・スンミン)・上江洲光志が0―2で吉山和希・及川瑞基に敗れた。第2マッチシングルスは宮川昌大が1―3で丹羽孝希に惜敗し、流れをつかみ損ねた。第3マッチシングルスは趙が0―3で吉山僚一にストレート負け。第4マッチシングルスは鈴木颯が逆転の末、3―2でハオ・シュアイを下した。
次戦は10月12日午後2時からJ:COMアリーナ下関で、金沢ポートと対戦する。
主力欠くも鈴木奮闘 第4マッチ、ベテラン・ハオに勝利
エースの張本智和や吉村真晴ら主力選手がそろわない中でのホーム2連戦。各ゲームで接戦するも、岡山リベッツに1―3で敗れ2連敗を喫した。アスティーダの張一博監督は「1セットごと紙一重ではあったが、凡ミスが相手選手よりも多いと感じた。反省点だ」と敗因を語った。
第1マッチのダブルス、趙勝敏(チョ・スンミン)・上江洲光志は、吉山和希・及川瑞基の勢いを止められず0―2で敗れた。続く第2マッチには宮川昌大が丹羽孝希に対し、接戦の末、第1ゲームを先取したものの、第2ゲーム以降は丹羽に連続得点される場面が続き、マッチを落とした。
第3マッチにダブルスで登場した趙がコートに立った。第1、第2ゲームは趙が先に、吉山僚一に対してマッチポイントを迎えるも逆転され僅差でゲームを落とし、第3ゲームを落とした。0―3で迎えた第4マッチ、鈴木颯はベテランのハオ・シュアイに対し、第1、第2ゲームはミスもありゲームを落とすも修正を図り、連続でゲームを制し逆転で勝利した。
鈴木は「劣勢の中で自分を切り替え、勝ち切ることができて本当に良かった」と振り返った。次戦に向けては「しっかり攻め切るプレーを1セット目からできたら」と前を向いた。
(田中芳)
▽男子
静岡(7) 3―1 金沢(2)
岡山(9) 3―1 琉球(11)
▽女子
九州(5) 4―0 京都(0)
凡ミス多いと感じた
張一博監督の話 どこから崩すか正直難しかった。相手の選手より凡ミスが多いと感じた。最後にハオ選手に、鈴木選手が踏ん張って勝った所は良かった。相手のペースにのまれずに、最初から最後まで決まったことをやり通す、それが一番良かったと思う。