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バスケBリーグ展望 東は渡辺獲得の千葉J中心 中は三遠、西は琉球など軸


バスケBリーグ展望 東は渡辺獲得の千葉J中心 中は三遠、西は琉球など軸
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 バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)は10月3日に2024~25年シーズンが開幕する。24チームが3地区に分かれてレギュラーシーズン60試合を戦い、各地区1、2位とそれ以外の成績上位2チームがプレーオフのチャンピオンシップ(CS)に進む。米プロNBAグリズリーズから渡辺が加わった千葉J、補強を進めた三遠、22~23年王者で23~24年も準優勝だった琉球などが優勝争いの軸となりそうだ。

 東地区は、4季ぶりの王座を目指す千葉Jが最有力。206センチのオールラウンダー渡辺を筆頭に、主力に200センチ超で得点力のある選手がそろう強力な布陣だ。台風の目となりそうなのが群馬。実績十分のガードの藤井、ワールドカップ(W杯)王者のドイツ代表のティーマンを獲得し、昨季広島を優勝に導いたミリング監督も招聘(しょうへい)。初のCS進出を狙う。昨季地区制覇した宇都宮は比江島やニュービルが今季も引っ張る。中地区は最激戦区。23~24年地区王者の三遠はパリ五輪代表の吉井やNBAで6季プレーしたヌワバが加わり、戦力に厚みが増した。地区分けの変更で、昨季東2位のA東京と、西覇者の名古屋Dがいずれも中へと移った。リーグの顔だった河村がNBA挑戦で退団した横浜BCは再出発のシーズンとなる。

 西地区は琉球と島根が中心。琉球はエースだった今村が名古屋Dに移ったが、長距離シュートが武器の岸本やゴール下の要、クーリーが健在だ。島根も点取り屋のビュフォードが移籍したものの、安藤やオーストラリア代表のケイらが今季もチームを支える。昨季地区3位からCS優勝と旋風を巻き起こした広島は朝山新監督の采配に注目が集まる。

(共同通信)