日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の番付を発表し、先場所覇者の新大関大の里は西の2番目に就いた。初土俵から所要9場所は昭和以降最速。新大関誕生は今年春場所の琴ノ若(現琴桜)以来で2場所ぶりの3大関となった。県勢ではうるま市出身の美ノ海(具志川中―鳥取城北高―日大出、木瀬部屋)は東前頭四枚目。十両では那覇市出身の嘉陽(日体大出、中村部屋)が西三枚目。
新入幕はウクライナ出身初の獅司、日体大出身の朝紅龍。春場所で新入幕優勝の尊富士が千代翔馬、時疾風とともに再入幕を果たした。
先場所全休の横綱照ノ富士は東。他の2大関は琴桜が東、豊昇龍は西に座った。関脇は3場所連続の霧島と4場所ぶりの大栄翔。小結に若元春と元大関正代が復帰した。
新十両はウクライナ出身の安青錦(あおにしき)と、ともに埼玉栄高出身の若碇と琴手計改め琴栄峰。安青錦は初土俵から所要7場所で、年6場所制となった1958年以降初土俵で5位の速さ(付け出しを除く)。甲山親方(元幕内大碇)の長男の若碇は史上13組目の親子関取、幕内琴勝峰の弟の琴栄峰は同22組目の兄弟関取。
再十両は千代丸、栃大海、生田目。左膝負傷で3場所連続休場の元大関朝乃山は幕下に落ちた。
<郷土関係>
【幕下】
宮城 西2(名護)中村
千代ノ皇 西13(鹿児島)九重
城間 東31(浦添)尾上
出羽大海 東56(宮古島)出羽海
千代の勝 西58(うるま)九重
立王尚 東60(宜野湾)立浪
【三段目】
安琉海 西76(浦添)安治川
【序二段】
島袋 西15(伊江)放駒
竹葉 西53(竹富)伊勢浜
(共同通信)