第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」は28日、佐賀県内で最終日があり、県勢は陸上1500メートルで渡久山長孝が銀メダルを獲得した。今大会で県勢は金1、銀8、銅4の計13個のメダルを獲得した。佐賀市のSAGAアリーナで行われた閉会式では、開会式と同様に県選手団を代表して陸上100メートルに出場した宮國玲(ほまれ)さんが旗手を務めた。式後は佐賀県の選手団らに見送られながら、笑顔で会場を後にした。
選手団団長の親川修さんは「全員が自分の持てる力を発揮した。大会を通じて大きなトラブルもなく良かった」と語った。
次回の全国障害者スポーツ大会は滋賀県で開催される。
快挙!全5人メダル 卓球
全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」で、サウンドテーブルテニス(STT)を含む卓球選手団が躍動した。出場した選手5人全員がメダルを獲得するなど、大きな存在感を見せつけた。
STTで銀メダルを獲得した我謝勇は16年ぶりの全国大会で「陸上で出場した前回は3位だったが、今回はそれより順位が上がり良かった」と喜んだ。卓球選手団最年少16歳の仲宗根慈は初出場で銀メダルを獲得。「中学から卓球を始めた。大きな舞台で緊張したが、メダルをもらえてうれしい」と笑顔を見せた。
画家としての顔をもつ山川勇も銀メダル。「あまり練習できなかったが、チームメートなどのおかげで結果を出せた」と感謝の言葉をつづった。
(吉田健一)
<陸上>渡久山 2部1500メートル銀
(佐賀県SAGAサンライズパーク陸上競技場)
▽1500メートル(区分22)
「1組」 (2)渡久山長孝 11分48秒97
声援が力になった
陸上2部1500メートルで銀メダルを獲得した渡久山長孝の話 苦しい場面もあったが、声援が力になった。大会に向けて普段のウオーキングだけではなく筋力トレーニングも行った。県大会では12分台だったが、今大会では11分台で走れてうれしい。