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キングス逆転2連勝 海外アウェーで初勝利 プロバスケ・東アジアスーパーリーグ(30日の試合)


キングス逆転2連勝 海外アウェーで初勝利 プロバスケ・東アジアスーパーリーグ(30日の試合) キングス―マカオ ドライブを仕掛けるキングスの岸本隆一=10月30日、マカオのスタジオ・シティ・イベント・センター(琉球ゴールデンキングス提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 男子プロバスケットボールの東アジアスーパーリーグ(EASL)2024―25シーズンは30日、マカオなどで行われた。琉球ゴールデンキングスはマカオ・ブラックベアーズと対戦し、96―93で勝利した。EASLの成績は2連勝でグループB首位となった。

 前半からマカオの高さの前にリバウンドで差をつけられる。それでも岸本隆一の3点弾などで得点を取り合ったが、48―53とリードされて折り返す。後半に入るとケヴェ・アルマが内外から得点を重ねる。脇真大がスチールからの速攻で逆転すると、その後もジャック・クーリーらが得点を重ね、逃げ切った。広島ドラゴンフライズと香港イースタンの試合は広島が88―75で勝利した。

 EASLの次戦は12月4日、沖縄アリーナで釜山KCCイージス(韓国)と対戦する。


岸本3点弾4本 マカオ振り切り96―93

 EASLで海外の地で勝てていなかったキングス。マカオの高さに苦しむ時間帯もあったが、96―93で勝利し、EASL参戦3シーズン目で初勝利をつかんだ。

 2メートル30の選手など高さのあるマカオに対応するためにケヴェ・アルマ、ジャック・クーリー、アレックス・カークのスリービッグをスタートに起用した。前半の立ち上がりはクーリーがリバウンドから得点するなど得点を取り合う時間もあったが、次第にリバウンドを取られ始め、苦しい時間帯が続き、5点リードを許して折り返す。

 後半に入ると運動量が落ちてきたマカオに対し、キングスはリバウンド、守備の強度を上げた。最終的に19リバウンドしたクーリーが強さを見せ、アルマはリバウンドからの得点、ドライブ、3点弾など内外から29得点を上げた。守備では荒川颯や小野寺祥太らが前から激しく当たった。脇真大はスチールから速攻で得点し逆転すると、岸本隆一の3点弾が決まり、リードを10点まで広げた。マカオの反撃もあったが、最後のルーズボールにもアルマや脇が飛び込むなどして守り切った。

 けが人や外国籍選手のルールの関係で9人での厳しい試合を制した。チーム最多となる4本の3点弾を決めるなど、19得点、12アシストをマークした岸本は「我慢強く自分たちを信じてプレーし続け、チームとして今後の試合でも自信になる勝利ができた」と喜んだ。

 (屋嘉部長将)


【1次リーグ】

▽B組
 キングス 2勝
  96―93 (25―28,23―25,24―20,24―20) 1勝2敗
 マカオ・ブラックベアーズ

選手が粘り強かった

 桶谷大HC(キングス)の話 試合の入りは良い出だしだったが、リバウンドを取られたり、自分たちのミスから失点したりし、苦しい展開のまま前半が終わった。後半は出だしから選手たちが気持ちを入れ直し、粘り強くプレーをしてくれた結果、勝利することができた。

【1次リーグ】

▽A組
 広島 2勝
  88―75 20―19,17―25,27―14,24―17)
 香港イースタン 2敗