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男子・西原、意地のぶつかり合い制し3連覇 目指すは全国8強 春高バレー県予選決勝


男子・西原、意地のぶつかり合い制し3連覇 目指すは全国8強 春高バレー県予選決勝 西原―美里工 第3セット、スパイクを放つ西原の大松悠樹(又吉康秀撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 バレーボールの第77回全日本高校選手権県予選最終日は4日、豊見城市民体育館で男女決勝が行われた。男子は西原が3―1で美里工を退けて、3年連続28度目の頂点に立った。女子は首里が3―1で西原に打ち勝って2年ぶり8度目の優勝をつかんだ。男子西原と女子首里は来年1月に東京体育館で行われる春の高校バレーに県代表として出場する。

▽男子決勝
 西原
  3―1(22―25,25―21,29―27,25―20)
 美里工


連続得点で勝利譲らず

 西原と美里工が決勝にふさわしい好勝負を繰り広げた。勝負の分かれ目となったのは、もつれにもつれた第3セット。交互に点を奪い合う意地のぶつかり合いを展開した。

 27点で並んだ場面から最後に勝利をたぐり寄せたのは、2年生の與座有恭、小嶺璃人だった。それぞれが得点し、終止符を打った。與座は「調子が良かった。どんな場面も苦しいとは思わなかった。楽しむことや全力を出し切ることだけを考えていた」と前向き思考でプレーしていた。小嶺は「ブロックが高い相手で、間から打ち抜くことや壁の上からコースを狙った。決定力が上がっている」と自信をみなぎらせていた。

 チームの柱である大松悠樹主将は本調子でなく、「最初のセットを取られたが、周りの選手が得点を決めてくれた。一発で決められない場面もつなぐことができた」と仲間を誇った。

 第2セットは、レシーブ力が光る美里工に追い上げられる展開だったが、親泊悠真のトスも安定し、終盤の連続得点で勝利を譲らなかった。

 大松は「フィジカル強化や一人一人の攻守のレベルを上げて挑みたい」と全国8強入りを目標に掲げた。

 (大城三太)

3年連続28度目の頂点に立った西原