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「悩み抜いた知事、支える」オール沖縄、3000人規模の県民集会を開催へ 新基地阻止 来月5日、北谷町で


「悩み抜いた知事、支える」オール沖縄、3000人規模の県民集会を開催へ 新基地阻止 来月5日、北谷町で 辺野古側の埋め立てが進む一方、県の設計変更不承認により大浦湾側は未着手となっているキャンプ・シュワブ沿岸部(2022年8月撮影)
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 名護市辺野古の新基地建設を巡り、オール沖縄会議が、玉城デニー知事を支え、新基地建設阻止に向けた県民集会を開催することが12日分かった。関係者によると11月5日に北谷町の北谷公園屋内運動場(Agreドーム北谷)での開催を予定しており、3千人超規模を目指す。玉城知事の参加も調整している。

 新基地建設問題で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事の設計変更申請の承認に関する代執行訴訟を国から提起されたことを巡り、玉城知事は11日の会見で、承認を求めて代執行手続きを進める国に対し「承服できない」とし、承認しないことを明言した。

 30日に予定される訴訟の第1回口頭弁論に自ら立つ意思も示し「現状でも過重な基地負担を負っているにもかかわらず、固定される基地が建設されることに対する反対の民意をしっかり主張したい」などと決意を示していた。

 集会を企画しているオール沖縄関係者は「県職員を守りたい思いと新基地反対の民意を尊重する思い。悩み抜いた末に知事は決断した。今度はわれわれが知事を支えていかなくてはいけない。その思いを共有する場としたい」と話した。オール沖縄会議は今後、参加者1万人超の県民大会の開催も計画している。

 (佐野真慈)