第一航空(大阪府)が石垣―波照間線と石垣―多良間線を年内にも就航する方向で調整を進めていることが18日、県への取材で分かった。
同日の県議会新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会(座波一委員長)で、県の金城敦企画部長が就航に向けて運航乗務員の訓練を実施しており、今後国による最終審査があると説明した。
同社は当初、昨年両路線を就航する予定だったが、多良間空港で機体が滑走路から外れるトラブルや機材の不調、乗務員の人繰りがつかないことがあり、延期していた。
金城部長は同社について「航空機の耐空検査を終え、運航乗務員の訓練を実施している。今後、国による運航乗務員の最終審査をへて、石垣空港での最終飛行を行い、就航する予定と聞いている」と述べた。
(梅田正覚)