有料

2人に初の「名誉師範」 八重山民謡古謡横笛会が授与


2人に初の「名誉師範」 八重山民謡古謡横笛会が授与 八重山民謡古謡横笛会の名誉師範の称号を授与された宇保英明(左)、稲福義男=8日、那覇市辻の料亭那覇
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 八重山民謡古謡横笛会(我那覇常允会長)が10月8日、授与式を那覇市の料亭那覇で開き、宇保英明と稲福義男に名誉師範の称号を授与した。同会は立ち上げて7年目。今回初めて名誉師範を認定した。
 2人とも竹富町小浜島出身。宇保は1943年生まれ。八重山古典民謡保存会教師(三線)や国指定重要無形文化財「組踊」保持者(総合認定)、県指定無形文化財「沖縄伝統安冨祖流」保持者(三線・笛)などの経歴を持つ。
 稲福は1944年生まれ。八重山古典民謡保存会師範(三線)や県指定「八重山古典民謡」保持者(三線)、琉球古典音楽安冨祖流絃聲会師範(笛)などの経歴がある。
 宇保は「笛を吹く人が末広がりで増えており、誇りに思う。一生懸命頑張る」と意気込んだ。稲福は「頂いて驚いている」と喜んだ。