沖縄芝居役者の津波安明と松玉枝が歌舞劇団「光明(きよら)」を旗揚げする。26日午後5時にうるま市民芸術劇場響ホールで、旗揚げ公演を開く。団長の津波と副団長の松は「昔かじゃーぐゎーのするお芝居をしたい」と語った。
津波は幼い頃から、琉球舞踊「玉城流光乃会」家元で乙姫劇団四大スターだった大城光子や、沖縄芝居役者の瀬名波孝子、當間武三から芝居を学んできた。劇団の立ち上げは数年前に企画。コロナ禍を経て、今回旗揚げに至った。「光明」の「光」は大城光子家元、「明」は津波の名前からとった。大城は昨年、當間は12年前に死去した。津波は「亡き師匠と亡き先輩の芸風を引き継ぎたい」と意気込みを見せる。長年、津波や松の演技を見てきた瀬名波は「沖縄の文化を残すため若い人が頑張っているのがうれしい」とほほえんだ。
劇団は「玉城流光乃会」を中心に構成する。津波は「会の子どもたちにうちなーぐちを教えながら続けたい」と話す。
公演の1部は、大城光子家元創作の「宴」などの歌と踊り、2部は歌劇「今帰仁祝女殿内(ぬんどぅんち)」を披露する。瀬名波や徳原清文らが特別出演する。前売り2500円(当日500円増し)。問い合わせは電話070(3800)6570(津波)。 (田吹遥子)
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歌舞劇団「光明」 26日に旗揚げ公演 津波安明団長、松玉枝副団長
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琉球新報朝刊
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