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電子戦部隊配備 説明会を 宮古陸自 市民ら防衛局に要請


電子戦部隊配備 説明会を 宮古陸自 市民ら防衛局に要請 沖縄防衛局の伊藤晋哉局長(右端)に要請書を手渡すミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の上里清美共同代表(右から2人目)ら=13日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【嘉手納】陸上自衛隊宮古島駐屯地への電子戦部隊配備を巡り、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子共同代表ら4人は13日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、住民説明会の開催を求め、伊藤晋哉局長=写真右端=に要請書を手渡した。要請前にはミサイル配備から命を守るうるま市民の会など各団体も加わり約40人が防衛局前で集会を開いた。
 伊藤局長は電子戦部隊について「島しょ部、南西地域の防衛体制強化のために非常に重要なものと考えている」とした上で「現時点で住民説明会の予定はないが配備を進めるに当たり、説明、適切な情報提供を行うことが大変重要と考えている。宮古島市と緊密に連携したい」とした。
 清水共同代表は「市長、市議会が説明会の開催を求めている。宮古島住民として、電子戦部隊は寝耳に水の新たな配備であり、住民には説明を受ける権利がある。」と述べ、対応を求めた。
 9月末に開かれた宮古島市議会では、電子戦部隊の配備について市民への説明などを求める意見書を全会一致で可決している。 (名嘉一心)