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万博、2カ国が撤退通知 メキシコとエストニア


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 2025年大阪・関西万博を巡り、政府は14日、出展を予定していたメキシコとエストニアから参加辞退の通知があったと明らかにした。いずれも国内の財政事情が理由と説明している。建設資材と人件費の高騰で準備の遅れが目立ち「撤退ドミノ」も懸念される中、日本国際博覧会協会は参加国を集めた国際会議を大阪市内で開催。準備は万全とのアピールに躍起となった。
 自見英子万博相は閣議後記者会見で「2カ国以外に取り下げの意向を示している国と地域はない」と語った。メキシコは来年6月の大統領選結果次第で出展予算確保が難航する恐れがあると日本側に伝えていた。