【エルサレム共同=吉田昌樹】イスラエル軍は15日未明(日本時間同日午前)、地上侵攻を進めるパレスチナ自治区ガザの北部ガザ市で、地区最大のシファ病院に突入したと明らかにした。イスラム組織ハマス掃討作戦を展開する軍は病院地下にハマス司令部があると主張。戦車や多数の兵士が侵入したとの情報がある。病院敷地には患者や避難民ら数千人が残っており、巻き添えとなる恐れがある。 (6面に関連)
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は14日、ハマスがシファ病院を含む複数の病院と地下トンネルを軍事作戦や人質拘束に利用していることを確認したとし「戦争犯罪だ」と記者団に語った。
イスラエル軍は「病院の特定エリアでの精密で標的を絞った作戦」だと主張。民間人被害を防ぐと強調した。ハマスはイスラエルと米国を強く非難した。軍は病院突入前にハマス戦闘員らを殺害したと説明した。
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ガザ最大病院に突入 イスラエル軍 「地下にハマス司令部」
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琉球新報朝刊
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