浦添西海岸保全　陳情が審議未了　那覇港管理組合議会

　那覇港管理組合議会（島尻忠明議長）は１６日、那覇港湾調査研究特別委員会（又吉正信委員長）を開いた。２０２１年度から継続審査されていた浦添市西海岸の保全活用に関する陳情は審議未了となった。
　同陳情で求められていた浦添西海岸地域における開発計画の際に、市民と協議の場を設けることについて、組合事務局はパブリックコメントを実施したと報告。パブリックコメントは２１年１２月に実施され、３６件の意見が集まったという。比嘉瑞己委員はパブリックコメントではなく市民と協議の場を設けるべきだとした。事務局は「今後事業の計画を進めていく上で市民から意見を取り入れることができるか検討していく」と答弁した。
　委員会では、骨材流通センター用地確保について要望する新規陳情１件が採択された。そのほか、新港ふ頭地区及び浦添ふ頭地区の港湾整備に係る早期着工と、浦添市西海岸開発の早期実現と交通渋滞緩和に関する陳情２件が継続審査となった。　（與那原采恵）