東京電力は20日、福島第1原発処理水の3回目の海洋放出を計画通り完了し、年内予定分の放出を終えた。8月の放出開始以降、大きなトラブルはなく、周辺海域のモニタリング(監視)でも異常はなかった。4回目は年明け以降に実施する。
一方で、中国が日本産水産物を輸入停止した影響は拡大しており、放出の安全性確保とともに、水産業者への賠償対応も大きな課題になる。
海洋放出は、風評被害を懸念する漁業者の反対を押し切る形で8月24日に始まった。
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処理水放出 年内分を終了
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琉球新報朝刊
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