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下地氏「知事辞職と選挙」求め署名活動 知事選「必ず出る」 3つの選択肢で「県民投票」も


下地氏「知事辞職と選挙」求め署名活動 知事選「必ず出る」 3つの選択肢で「県民投票」も 辺野古新基地建設問題の解決に向けて、玉城デニー知事の辞任と知事選、県民投票の実施を求めて署名活動を始めると話す下地幹郎氏=21日、那覇市おもろまち
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 元郵政民営化担当相の下地幹郎氏は21日、那覇市の後援会事務所で会見し、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題を解決するため、玉城デニー知事が辞任し、知事選挙とその後の県民投票の実施を求めて署名活動を始めると発表した。代表を務める「政党そうぞう」の名称は、20日付で「無所属創造」に改称した。

 署名で求めるのは(1)最高裁判決を真摯(しんし)に認めること(2)判決後の民意を明確にするため、玉城知事が辞任し知事選を行うこと(3)知事選後、当選者がすぐに「賛成」「反対」「新しい提案」の3つの選択肢で県民投票を行うこと―の3項目。12月中をめどに3万人規模の署名を集め、玉城知事に提出する計画という。

 辺野古新基地建設については「(県が敗訴した)最高裁判決に向き合えるのは民意しかない。民意をしっかりと固めるためにも、県知事選と県民投票を求めていく」と話した。県知事選が実施される場合は「必ず出る。(辺野古建設に)賛成反対ではなく、新しい提案をする」とした。

 政党名の改称は「今後、来る選挙に立候補する際には無所属で出ることが明確になっている。無所属創造とした方が有権者にとって分かりやすくなる」と説明した。 (沖田有吾)