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沖縄古謡、ダブミックス ハリクヤマク 初メジャーアルバム


沖縄古謡、ダブミックス ハリクヤマク 初メジャーアルバム ARIKUYAMAKUのメジャーデビューアルバム「MYSTIC ISLANDS DUB」(日本コロムビア)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄出身のダブ・エンジニアでDJのHARIKUYAMAKU(ハリクヤマク)=写真(上)=が3日、メジャーデビューアルバム「MYSTIC ISLANDS DUB」(日本コロムビア)=同(下)=を発売した。沖縄古謡の音源をダブミックスした作品。25日午後2時からは、沖縄市のskate club ORIONでライブ「たまゆら」がある。
 アルバムは、1965年に日本コロムビアから発売された「沖縄音楽総攬」に収録されている古謡の音源8曲を、レゲエが発祥とされる「ダブミックス」でリミックスした。伊江島民謡の素朴さと重低音が新鮮な「海のチンボーラー」や、バンド演奏でスカ風にアレンジされた「平安名のマチャガマ」など、新たな世界観を表現している。
 ハリクヤマクが沖縄民謡に興味を持ったのは19歳頃から。沖縄とジャマイカの音楽にハマるタイミングが同時だったことが、沖縄民謡のダブミックスへとつながった。「沖縄音楽総攬」について、「地域の人が歌っているありのままの民謡。探し求めていたもので、ダブミックスすることが夢だった」と声を弾ませる。本作は初めてメジャーレーベルからの発売になる。「若い世代など多くの人に聞いてほしい」と笑顔を見せた。レコードは4180円、CDは3300円。県内のCDショップで販売している。各種配信サービスでもリリースしている。 (田吹遥子)