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ハマス人質解放遅れる イスラエル 安保理、合意を歓迎


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【エルサレム共同=吉田昌樹、平野雄吾】イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は22日夜、イスラム組織ハマスと合意した人質50人の解放は24日以降になると表明した。人質解放と引き換えに合意したパレスチナ自治区ガザでの4日間の戦闘休止も24日以降になる見通し。仲介役のカタールは23日、近く休止の開始日時が発表されると明らかにした。イスラエル軍は23日、ガザ北部で地上侵攻や空爆を続けていると表明した。 (6面に関連)
 戦闘休止は早ければ23日に始まるとの報道があったが、開始に向けて細部を詰めているもようだ。
 カタール当局者は詳細に関する協議が順調に進んでいるとした。
 国連安全保障理事会の22日の公開会合では、戦闘休止などの合意を歓迎し、長期的な停戦が必要だとの意見が出た。ただイスラエルのネタニヤフ首相は22日夜の記者会見で、休止後に戦闘を再開してハマス掃討と人質全員の奪還を目指すと改めて強調した。ハマスとの合意は「正しい選択だ」とも述べた。