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賃料収入165万円 選挙費用不記載 自見氏側、昨年参院選


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 自見英子地方創生担当相の資金管理団体「ひまわり会」が2022年の参院選に関し、自見氏本人から受け取った賃料収入計165万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが26日、分かった。自見氏の事務所は「事務的な誤りで記載が漏れていた。関係法令にのっとり、適切に対応していきたい」とした。
 自見氏の選挙運動費用収支報告書などによると、自見氏は昨年の参院選に際してひまわり会の事務所を選挙運動のために使用。いずれも「選挙事務所借上料」として、昨年7月11日に145万2千円と19万8千円をひまわり会に支出したが、ひまわり会側は収入に記載していなかった。
 ひまわり会は昨年7月10日、参院選を巡って支出した自見氏への寄付約12万5千円を当初記載していなかったが、政治資金収支報告書の公表直前に訂正した。自見氏が再選を果たした昨年参院選を巡っては、選挙経費の領収書について宛先を空白にしたり、支払者の分からないものが約190件あった。