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国民前原氏、新党結成 非自民・非共産、結集に意欲


国民前原氏、新党結成 非自民・非共産、結集に意欲 国会内で記者会見する前原誠司氏(中央)=30日午後
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 国民民主党の前原誠司代表代行は30日、国会内で記者会見し、離党して国会議員5人で新党「教育無償化を実現する会」を結成すると表明した。政策本位で非自民・非共産勢力の結集を進め、政権交代を目指すとの意欲を強調。自民、公明両党との距離を縮める国民民主執行部と一線を画し、教育の完全無償化を掲げる日本維新の会との連携に期待感をにじませた。
 代表は前原氏が務め、副代表に前滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員を充てる。他の3人は、前原、嘉田両氏と共に国民民主に離党届を提出した斎藤アレックス、鈴木敦両衆院議員と、無所属の徳永久志衆院議員。徳永氏が幹事長に就く。
 会見は5人で実施。前原氏は、ガソリン税の一部を軽減する「トリガー条項」凍結解除を巡る国民民主と自公の協議に触れ「凍結解除に体重をほとんど乗せ、極めて支持率の低い岸田政権と協力を模索している」と執行部を批判した。「失われた30年を取り戻すため、少ない人数でも新たな道を歩みたい」と語った。