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観音寺市議 ヘイト投稿/議長から厳重注意


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 香川県観音寺市の岸上政憲市議(44)が、X(旧ツイッター)への投稿で韓国を「乞食(こじき)」、旧日本軍慰安婦を「売春婦」と表現し、篠原和代議長(当時)から「ヘイトスピーチに当たる」と厳重注意を受けていたことが2日、分かった。
 岸上氏は、日韓の歴史問題を巡る投稿の中で「売春婦という職業でものすごい稼いでいた」などと投稿。韓国に対し「乞食しかできることのない集団」と侮辱した。議会で問題となり、篠原氏=11月30日付で議長辞職=が同29日、「議会として見過ごせない」として口頭で厳重注意した。篠原氏は取材に「差別発言は許されない。市議としての自覚が欠けている」と批判した。岸上氏は取材に「ヘイト発言だと知った上で使った。猛省するしかない」との一方で、「歴史認識を変えるつもりはない」とした。