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北朝鮮決議で 高良氏が反対 「沖縄の風」対応割れる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】北朝鮮が「軍事偵察衛星」を打ち上げたとしていることを受け、参議院が29日の本会議で賛成多数で採択した北朝鮮への非難決議について、沖縄選出2氏でつくる参院会派「沖縄の風」の高良鉄美氏が反対した。
 同会派の伊波洋一氏は棄権しており、会派内で対応が割れた。
 高良氏はコメントを発表し、政府が21日深夜に衛星を「ミサイル」と称して全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令したことに「国民の不安を煽ることになる」と指摘。参院で北朝鮮に対する決議が16回に及んでいることに「決議は形骸化している」「冷静な対応をとるべきだ」とした。 (安里洋輔)