有料

石垣市議会も意見書 「事故、看過できない」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【石垣】石垣市議会(我喜屋隆次議長)は4日開会の12月定例会本会議で、屋久島沖で発生したオスプレイ墜落事故について、原因究明されるまでの間オスプレイの一時飛行停止を求める意見書を全会一致で可決した。宛先は首相や防衛相ら。
 意見書は今年9月に米軍のオスプレイ2機が新石垣空港に緊急着陸し、そのうち1機に不具合が生じたとされることについて触れた上で「今回の墜落事故は市民の安心、安全の暮らしを守るという観点から容易に看過できるものではない」とした。10月の日米共同訓練では陸自のオスプレイが2度、新石垣空港に着陸し、今後もオスプレイの訓練実施が考えられると指摘した。その上で米軍と自衛隊に対し、墜落事故の原因究明と再発防止策を講じ、安全性が確保されるまでオスプレイの一時飛行停止を求めた。 (照屋大哲)