有料

しゃかり 25年の感謝込め 記念ライブで17曲披露


しゃかり 25年の感謝込め 記念ライブで17曲披露 透き通る歌声を響かせるしゃかりのチアキ(左)とカンナリ=11月23日、北谷町のライブハウスモッズ(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 田中 芳

 チアキとカンナリの沖縄ポップスユニット「しゃかり」は11月23日、結成25年記念ライブ「今こそつながろう」を北谷町のライブハウスモッズで開いた。チアキとカンナリは、ファンへの感謝の思いを込めてデビュー曲から新曲まで計17曲をたっぷりと披露し、温かく透き通った歌声や演奏で、ファンと周年を祝った。

 「皆さん、ありがとうございます。25周年おめでとう。やっとこの日が来た。すごく楽しみにしていた」。チアキは笑顔いっぱいに語り、1曲目に「ありがとう」を温かく歌い上げた。

 ライブのテーマは「原点回帰」。「心の声」やデビュー曲の「永遠(とわ)に響かせたなら」など結成初期の楽曲をはじめ、平和の祈りを込めた「結まーる」などをチアキの透き通った声で歌い、カンナリの息の合った演奏が引き込んでいった。

 サポートメンバーに、長嶺良明(ギター)、渡慶次由衣(キーボード)、新川雅啓(キーボード)、上地正昭(ベース)を迎え、しゃかりの唯一無二の世界観や魅力をさらに広げた。

 チアキはコロナ禍を振り返り「私たちはやっぱりコミュニケーションを取らないと曲が生まれない。皆さんのいろんな話をここからまた聞かせてもらい、新しい曲をどんどん作っていきたい」と前を見据えた。当時の素直な気持ちを記した新曲「今こそつながろう」をカンナリと2人で情感を込め披露した。

 ライブ当日に59歳の誕生日を迎えたカンナリに向けて、サプライズで誕生日ソングを観客と一緒に歌った。会場にはチアキの母・桐原好枝さんも見守った。

 「こんな日が来るとは思わなかった」「シャアコミュニケーション」「七月口説」「ぼくら」「空の風」なども披露した。

 (田中芳)

しゃかり結成25年記念

【メッセージ動画】しゃかり結成25年、変わらぬ応援に感謝 「今年は原点に戻り音楽、歌を丁寧に」 23日に記念ライブ開催

沖縄県出身の沖縄ポップスユニット「しゃかり」が、今年で結成25周年を迎えた。ボーカルのチアキと、プロデューサー兼パーカッションのカンナリは「25年間ずっと変わら …