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京アニ 死刑求刑 1月25日判決


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれ、検察側は「日本の刑事裁判史上突出して多い被害者数だ」として死刑を求刑した。弁護側は最終弁論で「死刑を選択するべきではない」と主張。妄想性障害の影響で心神喪失か耗弱の状態だったとして無罪や刑の減軽を求め、結審した。判決は来年1月25日。 (7、27面に関連)
 被告はこれまでの公判で、京アニの小説コンクールに落選し、アイデアを盗用されたことが動機だと説明してきた。
 妄想が刑事責任能力にどのような影響を与えたかが最大の争点になっている。
 被告は最終意見陳述で「質問などに答えることは、自分のでき得る範囲でやってきた。この場で付け加えて話すことはございません」と話した。