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与那原町議会が 米軍船入港抗議 知事宛に意見書可決


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 【与那原】与那原町議会(喜屋武一彦議長)は8日の12月定例会最終本議会で、与那原マリーナへの米軍の船の入港に抗議する意見書を全会一致(欠席1)で可決した。宛先は知事。
 10月29日から11月16日にかけて、米軍の船舶が給油目的で3回入港した件について「いかなる場合でも民間港湾施設の使用自粛を求める」と訴えた。県から町や関係団体に周知がなかったことについても、今後の情報共有の順守を求めた。
 与那原町の沿岸では、ヨットなどの回遊船や漁船の出入港も多く、知念高ヨット部の練習海域でもある。現在、日本セーリング連盟の強化合宿が実施されており「米軍艦船がマリーナ施設利用のために沿岸を航行するとその安全性が危惧される」と指摘した。
 (上江洲仁美)