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那覇で加入後初の地元公演 凰紫がプロデュース


那覇で加入後初の地元公演 凰紫がプロデュース 糸満市出身の風男塾メンバー、凰紫丈源=11月24日、那覇市泉崎の琉球新報社(喜瀨守昭撮影)
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 今年活動15周年を迎えた男装アイドル「風男塾」が11月25日、那覇市のライブハウスサイバーボックスで「15th Anniversary 風男塾LIVE『十二乃風』」を開催した。県出身の凰紫丈源がメンバー加入後初となる地元沖縄公演でプロデュースを担当した。沖縄風にアレンジした楽曲なども披露しファンも一緒にカチャーシーを踊って一体感に包まれた。
 柚希関汰(ゆずきかんた)、英城凛空(はなしろりく)、葉崎アラン、胡桃沢鼓太郎(くるみざわこたろう)、赤星良宗、天堂太陽、凰紫が舞台に登場。会場から声援が響き渡る中、「太陽みたいなキミが好き」「STARTING STAR!」とエンジン全開のパフォーマンスで沸かせた。
 MCで沖縄滞在中の出来事を振り返ったメンバーたちに心境を問われた凰紫は「死ぬほど緊張してるが、皆さんに最高の思い出にしてもらいたい」と意気込みを語り、バラード調の「しあわせとんぼ」や「新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞~」を披露した。
 ライブの中盤、凰紫がセットリストを選曲し演出などを担当した場面も。凰紫は「皆さんに沖縄を感じてほしいのと、俺自身が勇気づけられた曲を詰め込んだ」と語り、「大航海ボーイ」「草食ライオン」「信じてゆけ」「波ギュっ!」をノンストップで駆け抜けた。沖縄バージョンにアレンジされた「LIKE A RAINBOW」では、ファンにカチャーシーを伝授。凰紫が三線を持って、メンバーたちと笑顔で歌った。
 そのほか「ガムシャラダッシュ!」や「ガンバーレ!」など15周年のオリジナルアルバム収録曲も披露した。ライブは正午と午後4時の計2回開かれ、ライブ配信もあった。(田中芳)

 凰紫丈源(こうし・じょうげん) 4月18日、糸満市生まれ。男装ユニット「風男塾」のメンバーで、担当カラーは紫色。身長171センチ。特技は空手、バスケットボール。X(旧ツイッター)のアカウント名は@michael_jorgen7