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4閣僚あすにも更迭 政務官交代は慎重対応も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 岸田文雄首相は自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、14日にも松野博一官房長官ら同派の4閣僚を交代させる方針で、後任の人選を本格化させた。事実上の更迭となる。臨時国会閉会を受けて13日夜に記者会見し、人事の実施について説明する見通しだ。
 立憲民主党の泉健太代表は「岸田内閣は信任に値しない。総辞職すべきだ」と記者団に強調した。13日に内閣不信任決議案を提出する方向だ。関係者が12日明らかにした。
 4閣僚は松野氏、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。後任の人選は無派閥議員を中心に進めている。首相は、合わせて安倍派の副大臣、政務官の交代を検討したが、政府ポストから一掃することへの慎重意見が自民内に出ており、政務官については本人の意向を確認した上で判断する。
 松野氏は清和会の事務総長経験者。1千万円超のキックバック(還流)を受けたとみられている。12日の記者会見で「私の政治団体についても精査し、適切に対応する」と述べるにとどめた。
 立民は11日、松野氏に対する不信任案を提出。12日の本会議で否決された。