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「地位協定5条基づく」/外相/特定重要拠点、米使用で


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 【東京】上川陽子外相は11日、衆院沖縄北方対策特別委員会で防衛力強化のためのインフラ整備の対象となる「特定重要拠点空港・港湾」の米軍使用について「日米地位協定第5条に基づいて行われることになる」との見解を示した。赤嶺政賢氏(共産)への答弁。
 赤嶺氏は、米側が適当な通告をすれば着陸料や入港料を支払わずに民間の空港、港湾を利用できると定めた日米地位協定第5条の規定に沿って使用される可能性について上川氏に見解を求めた。
 赤嶺氏は、インフラ整備の関連費用を内閣府予算に盛り込む政府方針についても「必要な事業にしわ寄せはないか」と自見英子沖縄担当相に質問した。自見氏は「年度ごとの事業の必要額を積み上げるもので、他の事業にしわ寄せがいくとの指摘は当たらない」とした。 (安里洋輔)