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安倍派議員 裏金認識か 会計責任者が受領確認


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、派閥の会計責任者が議員秘書に販売ノルマ超過分を還流した後に、事務所を通じて議員本人が受領したかどうかを確認していたことが15日、関係者への取材で分かった。還流分はパーティー券販売の報奨金とされており、議員も裏金と認識していた可能性がある。東京地検特捜部は、会計責任者の立件を検討。実務を取り仕切る歴代事務総長の任意聴取も進めるとみられる。 (3面に関連)
 関係者によると、パーティー券の販売ノルマを超えた場合、議員側の金庫番とされる秘書が呼ばれ、会計責任者から現金を渡されていた。その後、会計責任者は議員事務所に電話し、議員に渡ったかどうか聞いていたという。会計責任者は秘書らに対し、還流分について「自由に使っていいカネ。政策活動費として渡す」と説明していたとされる。