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又市征治氏の 功績たたえる/お別れの会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 社民党前党首で9月に79歳で死去した又市征治元参院議員のお別れの会が16日、東京都内のホテルで開かれた。
 又市氏の前任の党首を務めた吉田忠智元参院議員があいさつし「長年にわたり反戦平和の取り組みや社会の不条理を正す奮闘に先頭に立って尽力いただいた」と功績をたたえた。
 立憲民主党の泉健太代表も弔辞を述べた。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題に触れ「又市氏なら、いの一番に批判の声を上げ、怒りの訴えを繰り広げているだろう」としのび「この問題に執着心を持って取り組む」と強調した。
 お別れの会に出席しなかった社民の福島瑞穂党首は大分市での記者会見で「心から哀悼の意を申し上げたい」と述べた。
 又市氏は富山県職員などを経て2001年の参院選比例代表で初当選。18年から社民党党首を務めたが、19年参院選には出馬せず、議員活動を引退していた。