世耕参院幹事長、辞任

　自民党の世耕弘成参院幹事長は１９日、所属する安倍派（清和政策研究会）の政治資金パーティー裏金問題を受けて辞任した。岸田文雄首相が松野博一前官房長官ら４閣僚を交代させた１４日に世耕氏も辞表を提出していた。自民の関口昌一参院議員会長が１９日受理し、参院議員特別総会に報告した。世耕氏は安倍派実力者「５人組」の一人。
　同氏側には派閥から１千万円超のキックバック（還流）があったとみられている。世耕氏は３日、同派の資金問題を巡り「刑事告発され報道されている以上、事実関係を詳細に確認し、適切に対応するということに尽きる」と述べていた。
　１９日午後の特別総会は欠席し、午前中の党役員会、役員連絡会も出なかった。