岸田文雄首相は20日、自民党安倍派の政治資金問題を巡り辞表を提出した萩生田光一政調会長の後任に、無派閥の渡海紀三朗元文部科学相(75)を起用する方向で調整に入った。同様に辞任する安倍派事務総長の高木毅国対委員長の後任には、無派閥の浜田靖一前防衛相を内定した。党内調整を経て、22日にも最終決定したい考え。関係者が明らかにした。
自民派閥の政治資金規正法違反事件を機に、派閥バランス重視の人事に批判が高まっている現状を踏まえ、無派閥からの起用が望ましいとの判断に傾いたとみられる。
渡海氏は衆院兵庫10区選出で当選10回。1986年に初当選し、文科相や首相補佐官、党政調会長代理を歴任した。
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萩生田氏後任、渡海氏起用へ
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琉球新報朝刊
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