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PFASフィルター停止 横須賀基地、市長「遺憾」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で、排水から有害な有機フッ素化合物を浄化する目的で昨年11月に稼働したフィルターが、米軍側の判断で今年10月に停止されたことが21日、分かった。検出値が安定したことが停止の理由といい、周辺環境への悪影響を懸念してきた上地克明市長は「大変遺憾と言わざるを得ない」と批判した。
 米軍側から説明を受けた防衛省南関東防衛局が同日、市に伝えた。上地氏は、停止から約2カ月後の報告となった点にも不快感を示した。防衛局は米軍側の説明を基に、停止しても環境への影響が大きく変化していないとする認識を示した。