有料

障がいある子 サーカス挑戦 長野県 軽快にダンス披露


障がいある子 サーカス挑戦 長野県 軽快にダンス披露 さまざまな障害のある子どもたちが健常者らと共に挑戦したサーカス公演=9日、長野県佐久市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 長野県佐久市で9日、さまざまな障害のある子どもたちが2021年の東京パラリンピック開閉会式出演者や健常者らと共に、サーカス公演に挑戦した。観客約300人が見守る中、カラフルな衣装に身を包み、玉を使ったジャグリングや軽快なダンスを披露した。
 公演を観賞する障害者や幼児、外国人らに配慮して、ほとんどセリフをなくし、身ぶり手ぶりを交えた演出を凝らした。サーカスのチケット代の一部は呼吸器の日常的な装着など医療的ケアが必要な子どもへのクリスマスプレゼントに使う。
 家族で公演に参加した佐久市の三石真奈美さん(40)は、車いすを利用する息子の士恩ちゃん(5)を押しながら演技。「周囲のサポートがあり、貴重な経験ができた。このようなイベントが広がってほしい」と笑顔で語った。