有料

屋久島に引き揚げ船/オスプレイ墜落 原因究明へ


屋久島に引き揚げ船/オスプレイ墜落 原因究明へ 米空軍CV22オスプレイが墜落した現場海域に向かう米軍のサルベージ船=23日午前、鹿児島県・屋久島沖
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、海中で見つかった機体胴体部の引き揚げ作業に当たるとみられる米軍のサルベージ船が23日、屋久島沖の墜落現場周辺に到着した。米軍は機体を引き揚げ、事故の原因究明を進める。また、防衛省統合幕僚監部は、自衛隊による現場海域での捜索活動を同日で終了したと発表した。米軍は捜索を継続するとみられる。
 同日午前、サルベージ船は現場周辺の海域に到着。昼過ぎに島内の安房港に接岸した。周辺では、海上自衛隊や第10管区海上保安本部(鹿児島)の艦艇が捜索に当たった。
 事故は11月29日に発生。胴体部は12月4日、米軍と自衛隊の海中捜索で、搭乗員5人の遺体とともに発見された。米軍は搭乗員8人全員の死亡を認定済みで、7人の遺体を収容。10管や自衛隊が残る1人の捜索を続けてきた。機体は墜落直前、エンジン部から出火したとの目撃情報があり、米軍はオスプレイ全機種の飛行を一時停止すると公表している。

米空軍CV22オスプレイが墜落した現場海域に向かう米軍のサルベージ船=23日午前、鹿児島県・屋久島沖