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御内原エリア 優先的に維持 中城御殿検討委


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県は20日、首里城周辺にあった中城御殿(なかぐしくうどぅん)の復元や跡地整備について検討する有識者委員会(田名真之委員長)の2023年度第2回会合を那覇市の県市町村自治会館で開いた。上之御殿エリア、御内原エリア、表御殿西側エリア、表御殿東側エリアのうち、国宝等の資料を展示・収蔵する御内原エリアを優先的に維持すべきだと決定した。
 龍潭線(県道29号)から龍潭水辺園路へ降りる階段に一部破損が見られるなど、利用者の安全性等に課題がある。前回の会合で石階段がある場所に木製のウッドデッキ階段を整備する案があがっていたが、委員から「景観を阻害するおそれがある」という意見があった。そのため今後はウッドデッキ階段は整備せず、別の場所に石階段を整備する方向で意見がまとまった。  (與那原采恵)