沖縄本島内11ダムの貯水率が低下し渇水が懸念される問題で、15日までにまとまった雨が降ったことで、16日午前0時時点の貯水率は61・1%となり、前日から5・6ポイント増加した。60%台に回復するのは1月12日以来約3カ月ぶり。
平年値に比べると13・5ポイント低いことから、沖縄渇水対策連絡協議会は節水の呼び掛けを継続している。
15日の沖縄地方は、前線に流れ込んだ湿った空気の影響で非常に激しい雨が降った。久米島や渡嘉敷島、本島南部などで1日の降水量が100ミリを超えたほか、水源地の本島北部地方では、東村で69・5ミリ、国頭村で53・5ミリを記録した。
伊是名村でも15日は78・5ミリの雨が降り、同村のメンナー山貯水池の貯水率は16日午前0時時点で22・8%と前日から7・2ポイント回復した。
(沖田有吾)