<金口木舌>意外な使い道


社会
<金口木舌>意外な使い道
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 最近、大喜利にはまっている。「新聞の意外な使い道は何?」というようなお題に対し、しゃれやひねりの効いた回答を繰り出して楽しむものだ

▼かつてはお笑い芸人ら「プロ」の専売特許だったが、専門サイトやアプリなどが広がり、各地で競技会が開かれるようになった。「見る」だけでなく「やる」人も増えている
▼ユーチューブを見ると、大喜利のいろはを教えてくれる動画も多い。大喜利好きに引っ張りだこなのが県出身の芸人「赤嶺総理」。面白い答えのコツを論理的に分かりやすく教えてくれるので、評判だ
▼「基本は、あるある」「特徴的な要素を掘り下げる」。動画で赤嶺総理が紹介するコツのいくつかだ。「あるある」を盛り込むと、見る人の共感を得やすい。そこに斜め上の視点やその人らしさが加われば、味のある回答になる。記事を書くことにも似ている
▼発想を転換すればビジネスにも生かせる内容で、頭の体操にはもってこいだ。目下、冒頭の「新聞の意外な使い道」に挑んでいるところ。なかなかの難題だが、いつかは名回答を披露したい。