昨年12月に発生した米軍嘉手納基地所属の空軍兵長による少女誘拐暴行事件を巡り、嘉手納基地の第18航空団は28日、軍人の深夜外出や飲酒を規制する「リバティー制度」の見直しの可否について聞いた本紙の質問に対し「リバティー制度の変更について判断するのは時期尚早だ」との見解を示した。
事件を受けても、勤務時間外行動の指針の見直しには慎重な米軍の姿勢が浮き彫りとなった。
第18航空団は「全ての米軍人は最高の基準を守ることが期待されており、米軍は有罪判決を受けた者の責任を追及することに全力を尽くす」とも説明した。 (知念征尚)