<金口木舌>県産品の奥深い魅力


<金口木舌>県産品の奥深い魅力
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 本紙の4こま漫画「がじゅまるファミリー」(ももココロさん作)が5月に、「サザエさん」の掲載数6477回を超えた。個性豊かな家族が織りなす日常が読者に笑顔を届ける

▼作中では沖縄の伝統や歴史、県民の身近な暮らしを描く。時には沖縄戦や基地問題にも触れ、平和のメッセージを込める。沖縄に根ざした作品だからこそ県民に愛される

▼同じく沖縄を題材にした人気漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」(空えぐみさん作)は、うるま、金武、宜野座の3市町村と連携して地域の魅力を発信する。漫画をきっかけに多くのファンを呼び込むことを目指す

▼漫画は幅広い世代に親しまれる。沖縄を描く「県産漫画」も多く、島々の魅力を読み手に伝える。漫画をきっかけに地域を深く知ることで、今まで以上に好きになれる

▼沖縄には素晴らしい県産品が多い。漫画以外にも食品や工芸品などさまざまだ。地元に密着した物づくりで県民に長く親しまれる。7月は県産品奨励月間。県産品を手に取れば、その魅力に改めて気付くだろう。