紋船 (あやぶね)


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 薩摩の琉球入り以前、琉球が薩摩に派遣した官船。島津氏の代替わりに慶賀のために仕立てた。中国式で舳先に龍などを描き飾りたてていたことから綾船または龍船とも呼ばれたが、王家の巴紋を掲げていたので紋船と書いて〈あや船〉と称した。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)