御茶屋御殿 (うちゃやうどぅん)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 首里城のほぼ東側に位置することから「東苑」とも称された王家の別邸(離宮)。1677年、尚貞王が薩摩の使者や中国の冊封使をもてなすために造営した、とされ望仙閣や茶亭、琉球独自の意匠をこらした庭園もあった。琉球建築の傑作の一つといわれたが、沖縄戦で焼失。復元運動が有志の手で進められている。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)