英祖 (えいそ)


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 1229~1299(紹定2~大徳3) 英祖王統初代の王。在位は1260~99年の40年。即位の翌年、田地の境界を定めて人民に充て、税を徴収したという。また僧・禅鑑の渡来に伴い極楽寺を建て、これが琉球における仏僧の始まりとされる。64年、慶良間・伊平屋・奄美大島などの島々が入貢したので、公館を泊村に建て、官吏を配置して治めさせたともいう。神号は〈えそのてだこ〉。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)