沖縄学 (おきなわがく)


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 沖縄または南島をテーマとするさまざまな分野の研究の総称。歴史、民俗、言語などの研究に初めて手を染めた伊波普猷を「沖縄学の父」と呼んでいる。特に沖縄人自身による研究には、アイデンティティーの追求という思想的傾向が強い。研究史的には幾度かの時代変遷があるが、1972年の日本復帰後は、市町村史編集による組織化、自然科学分野での研究の深化、さらには海外における沖縄研究の広がりと国際化という傾向を見せている。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)